中小企業の経営者や採用担当者は、いかに効率良く、質の良い「人材の確保」ができるか?を常々考えているかと思います。実際に、求人媒体に会社の採用情報を載せても、思うような応募数が得られずに困っている、という話を聞くこともあります。
そこで、採用動画を作りたいという中小企業様が増え、昨今、動画制作への注目度が高まっています。
本記事では、せっかく動画を作ったのに全く効果を感じられない!という事態にならないための、中小企業の「採用動画事例」や「制作時のポイント」を紹介します。
※各動画事例のサンプルとしては、大手企業の動画を参考にしています。(成果物として分かりやすいため。)
※最後に採用動画の相場もまとめましたので、参考にしていただけたらと思います。
事業紹介動画
採用動画で最も重要なのが、「事業紹介動画」です。会社の事業内容、サービス内容などを説明する動画になります。
もし、求職者側からみて事業内容が曖昧だと感じるようなら、応募率が伸びないことは容易に考えられます。事業紹介動画を取り入れ、どんな会社なのかを明確に理解していただき、興味を持っていただいた方からの応募数の底上げを計りましょう。
東京ガスネットワーク株式会社(ガス供給事業)
言わずと知れたインフラ企業ですが、実際にどんな業務を行っているのか?どんな人がどんな場所で働いているのか?という現場業務は、なかなかイメージがつきません。
ですが、この動画を見ることによって、東京ガスネットワーク社の社員が、どんな思いで、どんな技術で、どんなミッションを持って日々お仕事をされているのか?を、わずか2分で理解することができます。
この動画のポイントは、情報を詰めすぎていないところです。様々な業務シーンをテンポよく散りばめることで、全体的な業務の流れ、仕事風景をイメージすることができます。そして、ガスを利用しているお客様のシーンを流すことで、「やりがい」や「貢献・役割」への理解もでき、興味を持つことができます。
コンセプト動画
コンセプト動画は、企業理念やビジョン(企業として目指す実現したい未来)を伝えることを主体とした動画であり、視聴者に対して、共感を与えます。
中小企業の採用動画として制作需要が高まっている背景としては、会社規模が小さく、認知度も低い状態でも信頼獲得に繋ぐことができるからです。
株式会社MJE
大阪を拠点に展開するレンタルオフィス事業のコンセプト動画です。
利用者への想いや、その想いから生まれた年間100回を超えるセミナー開催の話など、とてもアットホーム且つ行政との連携が取れる、信頼のできる環境を提供していることが伝わってくる動画です。
社員インタビュー動画
社員(従業員)にインタビューをする動画です。
求職者が一番知りたい情報は、実際に働いている人の生の声です。採用対象が管理職であれば、管理職の方へのインタビュー動画、製造現場であれば、現場の方へのインタビュー動画がベストです。
実際に働いている社員だからこそ伝えられる職場環境や商品・サービスへの魅力があります。どんな経緯で入社したのか?今後の目標など、質問内容によって伝えられる内容が変えられるのも魅力の一つです。
株式会社バンダイ
株式会社バンダイは、バンダイナムコグループの玩具、模型、既製服、生活用品等を手がけるメーカーです。動画内容は、入社6年〜12年と幅広い層の社員にインタビューを行った新卒採用動画です。
この動画のポイントは、入社時期の異なる様々な部署の「働き盛り」の男性社員・女性社員にインタビューをしているところです。それと、過去にあった具体的なビジネスシーンの話と、葛藤や解決話を簡潔に盛り込むことで、入社後の未来をドラマチックに想像でき、期待やモチベーションを高めることができます。
自然な笑顔やNGシーンを取り入れることで、職場環境の良さ、働きやすさ、チームワークの良さなども感じ取ることができます。
社員の1日密着動画
最近、YouTubeでもよく目にする「密着動画/ルーティーン動画」ですが、その会社員版とも言える、社員の1日に密着するドキュメンタリー風の採用動画です。
まさに、採用対象となる求職者が一番知りたい内容とも言えます。
- どんな先輩がいるのか?
- どんなステップで成長していけるのか?
- 自分に合った職場/ジャンルなのか?
など、事前に知りたいことは山ほどあります。そんな不安や悩みを解決し、会社へ興味を伝えることができるのが社員の密着動画です。
株式会社ファーストロジック
株式会社ファーストロジックは、不動産投資家の支援を行う上場企業です。動画内容は、入社3年目の女性社員の1日に密着した動画です。
出社から退社までの業務をしっかり追っていて、誰が見ても、1日を通してどんな業務を行なっているのかがわかる内容になっています。同期社員の声や、後輩への教育風景を見せることで、入社後に、どんなプロセスで成長していけるのか?どんな職場/社風なのか?どんな人が働いているのか?まで、よく分かる動画になっています。
採用動画を取り入れるメリットは?
採用動画を取り入れるメリットについて、しっかりと理解しておくことが重要です。なぜ採用動画を制作した方が良いのか?という部分になります。
入社希望者は、分かりやすい採用動画があると、職場環境、労働環境、社風、業務内容、やりがいなど、入社前に知りたい情報を得ることができるので、グッと興味を湧かせることができます。
応募率が上がる!
求人媒体に会社の採用情報を載せても、思うような応募数が得られず、悩んでいる会社は数多くあります。その理由は様々ですが、「この会社…何をしているのかよく分からないな…」でスルーされていることも多いそうです。
当然、文字や写真だけで情報を伝えるよりも、事業紹介動画や社員インタビュー動画がある方が、スルーされずに興味を持ってもらえる確率が上がるので、採用率を高めることができます。
応募者の質の向上!
質の良い人材且つ、長期で働いてくれる人材を獲得することが、採用担当者の使命とも言えます。応募者の質は決められない!と嘆く経営者も多いですが、そこも事業紹介動画やインタビュー動画を設置することで、多少なり向上が見込めます。
質の悪い応募者は、事業体や業務内容、入社後の未来など、よく分かっていないまま勢いで応募してきます。
入社後に、想像していた労働内容と違う!給料面が合わない!思っていた職場じゃない!と言う理由で離職が発生しないためにも、事前に職場環境や労働環境について理解ができる動画を作成し、応募者の質の向上を図りましょう。
採用の業務負担が減る!
大手企業と違い、中小企業では、会社説明や面接などの採用業務を専任ではない一般社員が行うことも多く、社員への負担が大きいです。
そんな採用担当者の業務を動画資料や採用動画を設置することで、大幅に減らすことができます。
一度動画を制作してしまえば、業務内容や採用対象が変わらない限り、翌年、翌翌年と、数年にわたって機能させることもできます。HPや各種SNSに掲載することで、1年を通して常にPRすることができるのが最大のポイントでもあります。
採用動画の外注相場
基本的な外注相場になります。撮影規模や社員数、撮影方法によっては、数百万〜数千万と制作費用の幅が異なります。ドローン撮影や3D動画撮影など、特殊な機材パターンは含めていません。
事業紹介動画
- 一般相場:20-100万円
- 動画尺 :10分以内
- 撮影場所:2-3ヶ所
- 撮影人数:社員1-3名
- 撮影機材:カメラ1-2台
インタビュー動画
- 一般相場:10-30万円
- 動画尺 :120秒以内
- 撮影場所:1ヶ所
- 撮影人数:社員1名
- 撮影機材:カメラ1台
インタビュー+社内風景
- 一般相場:30-80万円
- 動画尺 :180秒以内
- 撮影場所:2ヶ所
- 撮影人数:社員1-3名
- 撮影機材:カメラ1台
社員密着取材動画
- 一般相場:50-100万円
- 動画尺 :10-15分以内
- 撮影場所:2-3ヶ所
- 撮影人数:社員1名
- 撮影機材:カメラ1-2台
社員密着取材動画+事業紹介
- 一般相場:80-200万円
- 動画尺 :10-15分以内
- 撮影場所:2-3ヶ所
- 撮影人数:社員1-3名
- 撮影機材:カメラ1-2台
まとめ
最近では、自社で動画を制作する会社も増えてきていますが、一定のクオリティを求めるのであれば、是非1度、気軽にご相談くださいませ。
弊社では、撮影コストを抑えることで、基本的に相場料金の半値以下でご対応をさせて頂いております。
PPP合同会社は
「埼玉県熊谷市」を拠点に活動する
動画/映像制作会社です。
『動画制作をもっと身近に』
をコンセプトに、事業規模を問わず
幅広くご対応させて頂いております。
大手制作会社には対応が難しい
「価格」「スピード」「柔軟性」に強みがあります!